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エビリファイは剤形の種類が豊富な薬として知られています。錠剤、OD錠、散財、内用液、注射製剤の5種類です。

エビリファイの剤形

エビリファイは同じ薬でも摂取する成分の量や回数などによって、まったく違うはたらきをする医薬品。薬自体の形状にも多数の種類が存在しています。

種類によって体内に浸透するスピードや、体内に残る時間、効果の持続時間なども同時に変化します。

自分のいまの症状には一体なにがあっているのか?その参考に、エビリファイの剤形に関してのご紹介をさせていただきます。

薬自体の形の違いによってメリットもあり、当然デメリットもあるということは覚えておきましょう。以下の項目で詳しくご説明します。

どの剤形のエビリファイでも同じですが、かならず最初は少なめの量の内容量からはじめてください。突然大量のエビリファイを摂取すると危険です。

錠剤

医薬品のなかでももっともスタンダードな形状、「錠剤」。もちろんエビリファイにも

錠剤の形をしているタイプがあり、一番服用されていると言っても過言ではないでしょう。

錠剤は口腔内に入ってからアナタへの体内に届くまでの段階を考え、じんわりと溶けていくように作られています。

口内に入ったことで唾液で溶かし出された成分が口中に広がり、さらには喉元を通ってまんべんなく有効成分を行き届かせます。

なんと、溶けた錠剤の外側には胃では溶けないコーティングを施して、そして最後には胃の中で薬の核となる成分が溶け始めます。こうした時間差で、行き巡ったエビリファイがじんわりとホルモンバランスを整えてくれるのです。

稀に飲みにくいからと噛み砕きながら服用される方もいますが、錠剤の中身は溶け出す順番を想定して作られています。やめましょう。

散剤

子供のころはイヤがった方も多いはずの「散剤」タイプのエビリファイもあります。

散剤とは、いわゆる「粉薬」のこと。固められた錠剤やカプセルなどは、体内に入ってから溶けて成分が浸透するまでにある程度の時間を必要としますが、散剤はそれらに比べはるかに早く体内に浸透吸収されるため、早い段階での効果を期待できます。

ただ医薬品の味をダイレクトに感じてしまうものであるため、苦手な方も少なくないはずです。そんなときにはドラッグストアなどに売られている、糖衣などで包めば飲みやすくなるはず。

糖衣はデンプンで作られているので舌にひっつくとすぐに溶け出しはじめ、体内を通る頃には散剤をそのまま飲み込んだものと同じ効果を得られるはずです。

OD錠

エビリファイの「OD錠」は、非常に飲みやすく作られている剤形をしています。

ODとは、「Oral Disintegration」という英語で、日本語に訳すと「口腔内崩壊錠」のことを指します。つまり、口腔内に入ると溶け崩れてなくなる剤形ということです。

通常の錠剤では喉元を通過する時に苦しいという方も少なくありません。嚥下能力が高くないと飲み込みにくい医薬品もたくさんあります。しかし、口の中で溶けるタイプの薬であればそんな方でも安心です。

そして、OD錠のなによりの特徴は「水なしで飲める」ということではないでしょうか。

すっと溶けてなくなりますが、もちろん薬自体の効果効能は錠剤などとまったく変わりません。お水で流し込んでも大丈夫です。

これならお水がないような場所に来ていても安心です。

注射製剤

エビリファイには剤形の中でもめずらしいタイプの、「持続性注射剤」があります。

またの名を「Long Acting lnjection」の頭文字を取って、「LAI」とも呼ばれています。

肩またはお尻の両側の筋肉からエビリファイを注射することで、有効成分であるアリピプラゾールが徐々に体内に溶け出していくというものです。一度の注射で4週間ほど効果が持続するため、薬の飲み忘れなどがなく安心です。

肩またはお尻から注射するのかどうかは個人の筋肉量などで医師が判断するのですが、希望があればあらかじめ伝えておきましょう。

副作用が少なくなったり、疾患の再発を防止することもできるためとてもメリットの多い注射剤。ただし、筋肉注射であるため通常の注射より痛いことは覚悟しなければなりません。

内用液

「内用液」というのは、液体の医薬品のことです。用量を計って飲みやすいので飲み間違いが起きにくいというところが、まず1つ目のメリットです。

ただ、液体のほうが体内に吸収されるのが早いのではないかと思っている方には残念なお知らせですが、なんと錠剤とほとんど変わりません。

すこしだけ、内用液のほうが早い程度なのだそう。

水無しですぐに服用できるということも魅力です。薬を飲むという行為は意外とめんどくさいもの。錠剤なら包装から取り出さなければならないですが、内用液なら簡単に飲むべき量を計って一口で飲めるので手軽です。

エビリファイの内用液は頓服として処方されることが多く、あまりにも動けないときやイライラした気分が抜けないときに効果的です。

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